テレショッピングも視聴者も進化する

おカタい研究者の言い分もわかります。視聴者は心のスキマを物で埋めようとしている、と。そのスキマにつけ込んで商売している、卑しい者たちめ、みたいな言い分なんですけれども。たしかにそういう側面もあるでしょう。テレショッピング症候群のなかには、借金してまで購入する人もいるそうですから。べつに欲しい物じゃないのにですよ?ちょっと立ち止まって考えたほうがいいですよね。ですがおカタい研究者の例に洩れず、突出した特例ばかりを取り上げ、まるでそれが全体であるかのような問題の取り上げ方が、ヒステリックかな、と。テレショッピングも進化するだろうし、視聴者もまた進化するわけです。たがいに進化し続けるわけです。これは永遠ではなくて、どこかの地点で、関係性が変容します。この繰り返しですよね。私は、それはそれで面白いと思います。買いませんけど(笑)あの職人芸は素晴らしいと思います。

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テレショッピング全盛時代
テレショッピングとは、テレビをみてショッピングできる番組のことです。あの甲高い声でお馴染みの、ジャパネットたかたテレショッピング、ショットで流されるダイレクトテレショップ、テレビ朝日、TBSテレビなどのテレビ局のテレショッピング、24時間テレビショッピングのショップチャンネル、などなど、書ききれないくらい、テレショッピングが放送されています。これには先行して行われていたアメリカでのテレショッピング
昔からあった!テレショッピング
が、これは今始まったことではなく、新種の売り方ではなく、昔から行われていたことです。日本にも、ありましたよね。バナナの叩き売り。がまの油売り。実演販売。それをテレビでやっているだけです。バナナの叩き売りは、売り手が辻に立ち、言葉たくみに演じて紹介し、バナナを売るというものですが、その素晴らしい職人芸を拝聴できるのは、たまたまそこに居合わせた数人ないし数十人に限られます。同じ職人芸をテレビでやれば、
賛否両論?バナナの叩き売りの素晴らしい職人芸
するとテレショッピングも進化しまして、バナナの叩き売りに等しいナマ体験、ライヴ感を念頭に置いた番組づくりに専念するようになりまして、べつに欲しいものもないし買う気もない視聴者まで、ふっと空いた時間にテレショッピングを見てしまうという現象が。そのうちの何割かの視聴者は、つい購入してしまい、家の押し入れクローゼットが使わないものでいっぱいになってしまうという、まさにテレショッピング症候群まで出てきてし
テレショッピングも視聴者も進化する
おカタい研究者の言い分もわかります。視聴者は心のスキマを物で埋めようとしている、と。そのスキマにつけ込んで商売している、卑しい者たちめ、みたいな言い分なんですけれども。たしかにそういう側面もあるでしょう。テレショッピング症候群のなかには、借金してまで購入する人もいるそうですから。べつに欲しい物じゃないのにですよ?ちょっと立ち止まって考えたほうがいいですよね。ですがおカタい研究者の例に洩れず、突出し